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1: 一般国民 ★ 2021/01/04(月) 06:55:33.89 ID:CAP_USER
我が国におけるすべての死因を含む超過死亡の推定、2020年12月

※結果をご覧いただく際の注意事項
本報告(2020年9月までのデータ分析)は、すべての死因を含む超過死亡数を提供します。すべての死因を含むため、観察された超過死亡数は新型コロナウイルス感染症を直接の原因とする死亡の総和ではなく、生活習慣の変化等に伴う持病の悪化による死亡といった間接的な影響による死亡も含まれています。これら死因を考慮し、直接と間接を明確にした分析結果は、別途公表いたします。

本報告は、日本国内での新型コロナウイルスの影響に関しての「データに基づく開かれた議論」に貢献することを主眼としています。開かれた議論の担保のため、データおよび解析用のプログラムコードは全て公開されています(補足資料)。超過死亡数は、「過去のデータをもとに統計モデルから予測された死亡数」と「実際に観測された死亡数」の差として計算されています。統計モデルとデータ解析の説明については、これまでのすべての死因を含む超過死亡数の報告における解説 およびQ&A もご参照ください。加えて、超過死亡は新型コロナウイルス問題が顕在化した 2020 年1月下旬以降だけではなく、過去の時点でも確認されています。過去との比較目的で、本分析では最近2017年以降の毎年毎月の超過死亡数も報告いたします。

要約
2012年-2020年の人口動態統計データを用いて、日本における新型コロナウイルス感染症流行期における2020年1月から9月27日における超過死亡数を、週別、都道府県別に推定しました。前回報告同様、米国疾病予防管理センター(CDC)の用いるFarringtonアルゴリズム、および欧州死亡率モニター(EuroMOMO)の用いるEuroMOMOアルゴリズムを用いて推定しています。期間中、予測死亡数の95%片側予測区間(上限)を超える観測死亡数が認められた週は、両アルゴリズムで24都府県、片方で4県において検出されました。各県の期間中の毎週の超過死亡数の積算値は次の通りです。

Farringtonアルゴリズム:青森(7-84), 秋田(17-150), 山形(4-98), 栃木(14-212), 群馬(37-258), 埼玉(79-606), 千葉(100-454), 東京(287-921), 神奈川(94-348), 富山(17-159), 山梨(6-137), 静岡(42-291), 愛知(91-689), 三重(34-244), 滋賀(18-183), 大阪(224-860), 兵庫(54-467), 奈良(16-183), 和歌山(7-140), 岡山(9-171), 山口(5-103), 徳島(4-113), 香川(16-207), 佐賀(5-92), 宮崎(22-291)
EuroMOMOアルゴリズム:青森(14-181), 秋田(14-234), 茨城(11-285), 栃木(23-295), 群馬(45-402), 埼玉(106-1019), 千葉(106-730), 東京(342-1499), 神奈川(107-684), 富山(10-204), 山梨(3-207), 静岡(73-614), 愛知(135-1068), 三重(24-336), 滋賀(19-262), 大阪(254-1237), 兵庫(68-676), 奈良(15-272), 和歌山(1-222), 岡山(5-215), 山口(9-191), 徳島(4-167), 香川(4-242), 愛媛(4-169), 福岡(4-323), 佐賀(4-152), 宮崎(4-303)
47都道府県(全国)の超過死亡数の積算は、Farringtonアルゴリズムで1209-9744、EuroMOMOアルゴリズムで1408-15538でした。1月から9月時点で、最も多くの超過死亡数が確認された月は8月でした(Farringtonアルゴリズムで943-3809、 EuroMOMOアルゴリズムで1066-5500)。

過去2017-2019年の1-9月の超過死亡数は、Farringtonアルゴリズム・EuroMOMOアルゴリズムそれぞれで、2127-22343・1812-31207(2019年)、4400-31065・1821-30863(2018年)、3173-33479・297-22248(2017年)でした。なお、Farringtonアルゴリズムでは過去5年間の同期間のデータが推定に用いられています。例えば2017年の超過死亡数は2012年からのデータから、2018年は2013年からのデータが使用されています。一方でEuroMOMOアルゴリズムは、年にかかわらず2012年から2020年までのデータが使用されています。

報告の遅れや、介入、社会人口学的・経済的な状況が異なるため必ずしも直接の比較はできないですが、日本のすべての死因を含む超過死亡数は、おおよそ同時期の米国およびヨーロッパにおけるそれよりも相対的に小さい(絶対数や対人口比)可能性があります(参考)。

※■以下略(ソースをご覧ください)

https://www.niid.go.jp/niid/ja/from-flu/493-departments/idsc/guidelines/10070-excess-mortality-20dec.html
2020年12月23日
国立感染症研究所

【【国立感染症研究所】2020年1-9月の超過死亡(アルゴリズム推定) 東京342人,大阪254人,愛知135人,神奈川107人】の続きを読む