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1: 鉄チーズ烏 ★ 2019/07/31(水) 07:04:30.85 ID:xsdV5TeC9
ひじを傷めたプロ野球選手が行うことで知られる「トミー・ジョン手術」、じん帯を切除して行う大手術ですが、この手術を行う病院を取材したところ、手術を受けたおよそ4割が高校生以下の子どもで、中には小学生もいることが分かりました。医師は「予防すれば必要のない手術であり、野球の指導者の意識を変える必要がある」と話しています。

群馬県館林市にある慶友整形外科病院は「トミー・ジョン手術」を行う国内でも有数の病院で、これまでプロ野球選手を含めおよそ1200件の手術を行っています。

このうち、10年以上にわたって600件以上の手術を行ってきた古島弘三医師が、担当した患者を分析したところ、高校生以下の子どもがおよそ4割を占め、中には小学生もいたことが分かりました。

トミー・ジョン手術はひじのじん帯を切除し、ほかの部分のけんを移植するもので、手術を受けた子どもの多くは投球できない状態になっていて、手術以外に回復する方法がなかったケースが多いということです。

古島医師は「骨ができあがっていない子どもの時期に休まずに投げすぎることで、ひじを傷めるリスクがどんどん高くなる。予防をすれば必要のない手術であり、指導者が絶対にけがをさせないというように意識を変える必要がある」と話しています。

■手術を受ける高校生「ほぼ1人で投げていた」

強豪校に通う16歳の高校1年生の投手は、近く、トミー・ジョン手術を受けることになりました。

ひじに痛みを感じるようになったのは小学生の時で、中学校に入ると1試合で100球ほど1か月では合わせて試合で800球ほど投げることがあり、強い痛みを感じることも出てきました。

高校に入ると痛みはさらにひどくなり、病院の検査でひじの内側のじん帯についている骨がはがれていることが分かり手術が決まりました。

この投手は「中学では代わりのピッチャーがいないため、大会も練習試合もほぼ1人で投げていたことが原因だと思う」と話していました。

手術を行う古島医師によると、野球関連の新規患者が年間におよそ800人訪れますが、そのおよそ4分の3が高校生以下の子どもで、「小中学生は骨が弱いので球数を投げていなくてもひじを傷める。また痛くないと言っても、検査をするとひじの骨が変形していることがたくさんある。将来を考えると痛みがなくても1回は検査を受けてほしい」と話しています。
検査した小学生の28% “ひじを傷める”
古島医師がことし1月、野球チームに所属している小学生289人のひじの状態を検査した結果、過去にひじを傷めたり、現在ひじを傷めたりしている選手は89人で28%に上りました。

また、病院がある高校の野球選手60人を調べたところ、39人が小中学校でひじを傷めた経験がありこのうち半数近くが高校でもひじを傷めていました。

一方、小中学校でひじを傷めた経験のないのは21人で、このうち高校でひじを傷めたのは2人にとどまりました。

古島医師は小中学校の間、ひじを傷めない環境づくりが長くプレーをしていくうえで必要だとしていて、「多いのは上手な選手が試合に出続けて、けがをするパターン。子どもの時に勝ちにこだわった指導をしているかぎりひじを傷める選手は減らない」と話しています。

2019年7月31日 5時38分野球
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190731/k10012014821000.html

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