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1: りんごちゃん ★ 2021/02/28(日) 08:05:59.85 ID:Y78cyHXb9
 昨年(2020年)8月下旬から11月にかけて行われた愛知県知事リコール署名活動について、
現時点で様々な不正の疑いが噴出しており、刑事事件として捜査されていることは既報のとおりである。

 愛知県知事リコール署名活動は、「高須クリニック」の高須克弥氏を筆頭とし、
河村たかし名古屋市長の他、保守界隈やネット右翼界隈から多大な応援を受けたもので
「あいちトリエンナーレ2019 表現の不自由展」における昭和天皇の写真の焼却について
「日本と日本国民の心を傷つけた」などという主張を苗床としたのがリコール署名の眼目である。

 私は昨年の署名運動が沸き起こった時、その主張が保守界隈やネット右翼界隈の主張の外側に浸潤しえない
極端にイデオロギー的なものであると捉えたので、署名によって集まる署名数は、
愛知県の有権者(約613万人)の2%程度である10万筆~12万筆程度であると予想していた。

 この2%という推計は、私が永年、保守界隈やネット右翼界隈を取材・研究した結果、
彼らの総数が日本全国に於いて有権者(全国の有権者は約1億人)の2%である、との試算をそのまま愛知県に援用したものである。

 ところが、2020年11月の署名終了の際、集まった筆数は約43万5000筆であった。
これは愛知県の前述有権者に対して約7%強であり、私の事前の予想よりも3.5倍以上多い結果である。
リコール成立(住民投票発起)には約86万筆が必要であったが、この半分にしか到達しえずリコールが失敗したとはいえ、
43万5000筆という数字は私にとって極めて衝撃的であり、私は昨年の11月の段階で今次署名運動について用意していた原稿を全て撤回せざるを得なくなったのである。

 当然この時、集まった署名に不正があるとは夢にも思わなかったからであるが、
2021年に入って約83.2%に不正があったことが明らかになり、すわ刑事事件化した。
つまりは真正の署名筆は435,000-362,000=73,000筆あまりで、これは愛知県の有権者に対して約1.2%に過ぎない。

 よって私が昨年の今次リコールで事前に予想した10万筆~12万筆(2%説)はやはり正しかったと言えよう。

(中略)

・極端な思想やイデオロギーは有権者からの支持を受けない

 私は拙著『日本を蝕む極論の正体』(新潮社)でも詳述した通り、
「極端な思想やイデオロギーは有権者大衆からの支持を受けず、やがて泡沫として消えていく」と結論する。
今次のリコール運動での眼目は、「あいちトリエンナーレ2019 続・表現の不自由展」における昭和天皇の写真の焼却が、
「日本と日本国民の心を傷つけた」と主張したものである。

 確かに、故人とはいえ憲法で「国民統合の象徴」と定められた昭和天皇の写真を焼却することに不快感を感じる人々は居るだろう。
だが「不敬罪」が廃止されて70年以上。昭和天皇の写真を焼却する展示物の存在を以て
「日本と日本国民の心を傷つけた」と主張するのは、保守界隈やネット右翼界隈でしか通じないジャーゴン(組織内言語)に過ぎず、
極端な飛躍である。ましてそれが愛知県知事のリコール請求につながる、というのは一般的な国民の政治的皮膚感覚からは遊離したものと言わなければならない。

 今次リコール署名不正事件にあって、現時点でその首魁を断定することは出来ない。が、
少なくともこのような極端なイデオロギーに基づいた主張が、2%に満たない有権者にしか浸潤していなかった、ということは事実である。

全文
https://news.yahoo.co.jp/byline/furuyatsunehira/20210227-00224892/
  

【【大村リコール署名】正式な署名は愛知県民でたったの1.2% 「日本を傷つけた」などの主張は保守界隈にしか通用しない飛躍だった】の続きを読む